能・狂言の世界を通して日本文化の本質への理解を深める 能楽鑑賞入門 第9回 能『百万』を読み解く
ジャポニスム振興会《特別協力》東京公演
基本的な能の約束事にも触れながら、毎回ひとつの作品を読み解きます。
単なるあらすじの説明ではなく、時代背景や登場人物の人間像、根底にある日本人独特の美意識や死生観などに目を向けて、作品世界を掘り下げ、鑑賞する力を育てる講座です。国⽴能楽堂主催公演からひとつの作品を取り上げ、月に1度開催している講座「能楽鑑賞入門」では、作品の展開だけでなく、登場人物や舞台となる土地、背景にある習俗、仏教や神道の世界観などにも目を向けて、深く読み解いています。
能『百万』は、京都・嵯峨野の清凉寺を舞台に、大念仏当日の人々の賑わいのなかに母と子の再会を描く曲で、観阿弥が得意とした「嵯峨の大念仏の女物狂いの能」を、世阿弥が手を加え今日のスタイルにしたとされています。わが子と生き別れ物狂いとなった母・百万が「芸尽くし」の舞を見せながら、子を思う心を切々と語る、典型的な「物狂い能」。晩春ののどかな光に満ちた清凉寺の境内をイメージしながら、大念仏などの仏教的な知識、「物狂い」とは何か、さらに物狂いと芸能との関連などを読み解いていきます。
【講師】氷川まりこ
【日程】
2022年5月20日(金)
開場13時30分、開演14時
参加費 | 一般3,000円 /会員2,000円/青少年1,000円 (定員80名 / 要予約) |
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会場 | 国立能楽堂 大講義室(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1) |
主催 | 一般社団法人伝統文化交流協会 |
共催 | 古典の日推進委員会 |
特別協力 | ジャポニスム振興会 |
一般社団法人伝統文化交流協会
メール又はHP(予約フォーム)から下記記入の上お申込下さい。
【公演名:「5/20能楽鑑賞入門」/ お名前 /電話番号/ 申込人数】
後日、受付確認メールにて代金振込のご案内をお送りいたします。
Email:tpacdentobunka@icloud.com
https://www.tpac.info/events/detail/id=277
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国立能楽堂 大講義室
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1