能・狂言の世界を通して日本文化の本質への理解を深める 能楽鑑賞入門 第5回 能『当間(たえま)』を読み解く
ジャポニスム振興会《特別協力》東京公演
基本的な能の約束事にも触れながら、毎回ひとつの作品を読み解きます。
単なるあらすじの説明ではなく、時代背景や登場人物の人間像、根底にある日本人独特の美意識や死生観などに目を向けて、作品世界を掘り下げ、鑑賞する力を育てる講座です。
『当麻』は、大和国(奈良県葛城市)・二上山の麓の当麻寺を舞台に中将姫の伝説をもとにした世阿弥の作品です。篤く浄土の教えに帰依した中将姫は、二上山の彼方に沈む夕日のなかに「山越の阿弥陀」を感得し、極楽浄土を見たと言います。本堂の本尊として祀られた「当麻曼荼羅」は、蓮の茎から取った糸を染めて、仏の導きによって中将姫が一晩で織り上げたと伝わっています。能のなかにもしばしば登場し、日本人の心のなかに形成されてきた「西方極楽浄土」。そのイメージの源泉や成り立ちを、中将姫の伝説とともにさまざまな角度から考察します。
- 【講師】
- 氷川まりこ
【日程】
2022年1月21日(金)
開場13時30分、開演14時
参加費 | 2,500円 (Tpac会員・ジャポニスム振興会会員¥2,200 / 学生¥1,200) (定員80名/要予約) |
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■会場:国立能楽堂 大講義室(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)
■主催:一般社団法人伝統文化交流協会
■共催:古典の日推進委員会
■特別協力:ジャポニスム振興会、歴史街道推進協議会
一般社団法人伝統文化交流協会
Email:tpacdentobunka@icloud.com
TEL:070-1489-1767(担当:柳原/留守番電話対応)
https://www.tpac.info/events/detail/id=224&state=off
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国立能楽堂
大講義室
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1