能・狂言の世界を通して日本文化の本質への理解を深める 能楽鑑賞入門 第8回 能『梅枝』を読み解く
ジャポニスム振興会《特別協力》東京公演
基本的な能の約束事にも触れながら、毎回ひとつの作品を読み解きます。
単なるあらすじの説明ではなく、時代背景や登場人物の人間像、根底にある日本人独特の美意識や死生観などに目を向けて、作品世界を掘り下げ、鑑賞する力を育てる講座です。国⽴能楽堂主催公演からひとつの作品を取り上げ、月に1度開催している講座「能楽鑑賞入門」では、作品の展開だけでなく、登場人物や舞台となる土地、背景にある習俗、仏教や神道の世界観などにも目を向けて、深く読み解いています。
今回取り上げる能『梅枝』は、亡き夫・富士への思いを募らせ、ついに自らも命果てた妻を主人公とした能です。宮中の管絃(雅楽の演奏)の役をめぐる争いから命を奪われてしまった夫への妻の恋慕を核とするこの作品は、先行して作られた能『富士太鼓』の後日談的位置づけにあります。雅楽がどのような芸能なのか、楽人とはどのような役割を担っていたのか、雅楽にまつわる基本的な知識を得た上で、『梅枝』と『富士太鼓』における「事件」の展開をたどり、そこに浮かび上がる妻の思いを見つめます。
【講師】氷川まりこ
【日程】
2022年4月27日(水)
開場17時、開演17時30分
参加費 | 一般3,000円 /会員2,000円 / 青少年1,000円 ※青少年:満12才~26才未満(定員80名/要予約) |
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会場 | 国立能楽堂 大講義室(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1) |
主催 | 一般社団法人伝統文化交流協会 |
共催 | 古典の日推進委員会 |
特別協力 | ジャポニスム振興会 |
一般社団法人伝統文化交流協会
メール又はHP(予約フォーム)から下記記入の上お申込下さい。
【公演名:「能楽鑑賞入門4/27」/ お名前 /電話番号/ 申込人数】
後日、受付確認メールにて代金振込のご案内をお送りいたします。
Email:tpacdentobunka@icloud.com
https://www.tpac.info/events/detail/id=258
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国立能楽堂 大講義室
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1