能楽鑑賞入門 第15回「能『東北』を読み解く」
ジャポニスム振興会《特別協力》東京公演
タイトルの「東北」とは鬼門のこと。平安時代の京都では、悪事や禍をなす邪気が入り込むのを防ぐため東北の方向に鬼門封じの寺院が設けられました。作品の舞台の東北院もそうした寺のひとつで、寺の境内には和泉式部ゆかりの「軒端の梅」と伝わる古木が今も残っています。盛りの梅の美しさを背景に、歌舞の菩薩となって舞う和泉式部を主人公とする、王朝の雅な香りに満ちた作品です。
紫式部、清少納言と並び王朝の三才女と謳われ、恋多き女性として知られた和泉式部と“歌舞の菩薩”との関係について考えます。
講師プロフィール:
氷川まりこ(伝統文化ジャーナリスト)
横浜エフエム放送で開局準備から番組の企画・編成を担当。その後、フリーの放送作家、雑誌記者、編集者として幅広くトレンドの取材を重ね、1990年代以降は、能楽を中心に、茶、花、香、禅など室町期の東山文化の芸道、芸能を専門として、書籍や記事の編集・執筆、レクチャーなどを行なっている。豊かな経験と取材に裏づけられた知識を基に、多岐にわたるジャンルを縦横につなげて時代や文化をまるごととらえる力は評価が高く、多くの取材の指名を受けている。
国立能楽堂公演のチケット手配も!
講座受講者でご希望の方には、取り上げた作品が上演される国立能楽堂定例公演の正面席チケット(有償・割引料金)をご用意いたします。
上記講座申込と合わせて「東北チケット何枚」とお申込下さい(受付締切:11月14日)。
お渡しは11/25の能楽鑑賞入門講座会場となります。
2023年1月20日(金)17時30分開演 定例公演
狂言『隠狸』(石田幸雄/和泉流)、能『東北』(浅井文義/観世流)
【日程】
2022年11月25日(金)
開場17時30分 開演17時、終了19時
参加費 | 一般3,000円/ 会員2,000円 /青少年1,000円 ※青少年:満12歳~26歳未満 |
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会場 | 国立能楽堂 大講義室(渋谷区千駄ヶ谷4-18-1) 要予約/定員80名 |
主催 | 一般社団法人伝統文化交流協会 |
共催 | 古典の日推進委員会 |
特別協力 | ジャポニスム振興会 |
一般社団法人伝統文化交流協会
メール又はHP(予約フォーム)からお申込み下さい。
【公演名:「11/25能楽鑑賞入門」/ お名前 /電話番号/ メールアドレス/ 申込人数】
後日、受付確認メールにて代金振込のご案内をお送りいたします。
Email:tpacdentobunka@icloud.com
https://www.tpac.info/events/detail/id=383
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国立能楽堂 大講義室
渋谷区千駄ヶ谷4-18-1