ジャポニスム振興会とは

設立趣旨

日本人としての誇りを持ち続けるために、また、世界の中で日本が輝く存在であり続けるために、決して失ってはならないものが、「日本のこころと文化」だと、私たちは考えます。
より多くの人に「日本のこころと文化」を見直す機会を提供し、それらを未来に向かって進化・発展させる「ジャポニスム振興会」の活動を通じて“誇り高き日本人づくり”をめざします。

ジャポニスムとは

19世紀中頃からヨーロッパでは浮世絵をはじめ日本文化がもてはやされ、芸術の分野で多大な影響を与えました。これを「ジャポニスム」と呼び、今日でも「日本趣味」の意味で使われています。
当時の「ジャポニスム」は、西洋の収集家による単なる珍品主義ではありませんでした。
日本文化そのものが、西洋の文化と芸術にルネサンス以来の大変革をもたらした、ダイナミックな一大潮流だったのです。

しかし、日本文化の素晴らしさは、物質的なものよりむしろその精神にあります。豊かな自然と調和し、他者や異文化を排斥しない「和の精神」を基底に育まれた神仏習合の信仰、「もののあわれ」「幽玄」等の美意識こそ、我々日本人が誇るべきものであり、「日本人の智恵」として大いに発信していかなければならないものです。

我々はこの「日本人の智恵」を新しい「ジャポニスム」として提唱していきます。

組織概要

名称  ジャポニスム振興会
所在地 〒607-8461京都市山科区上花山旭山町8-1
    一般財団法人本願寺文化興隆財団 内
    (http://www.honganjifoundation.org/

役員

会長

大谷暢順( 本願寺文化興隆財団理事長 )

副会長

大谷祥子( 本願寺文化興隆財団参議 )

特別顧問

加賀乙彦( 作家・文化功労者 )
高階秀爾( 東京大学名誉教授・大原美術館館長 )
鶴賀若狭掾( 鶴賀流十一代目家元・(人間国宝)重要無形文化財保持者 )
中西 進( 日本文学 比較文学者・文化勲章受章 )
室瀬和美( 重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝))
山折哲雄( 宗教学者・国際日本文化研究センター名誉教授 )
冷泉為人( 公益財団法人冷泉家時雨亭文庫理事長 )
冷泉貴実子( 公益財団法人冷泉家時雨亭文庫常務理事 )

顧問

池田 桂鳳( 書家 )
笹岡 隆甫( 華道「未生流笹岡」家元 )
シャルル=アンリ・ブロソー( 元フランス総領事 )
ジョルジュ・レスコヴィッチ( JERZY LESKOWICZ財団理事長 )
竹石 松次( 新潟放送顧問 )
田中 朋清( 石清水八幡宮 権宮司 )
橋本 忠樹( 観世流能楽師 )
藤田 裕之( 元京都市副市長・京都市国際交流会館館長 )
三木 啓樂( 漆工芸家 )

フランス支部最高顧問

節子・クロソフスカ=ド=ローラ( スイスバルテュス財団名誉会長・ユネスコ平和芸術家 )

特別顧問の芳賀徹先生が令和2(2020)年2月20日にご逝去されました。

先生は、比較文学の立場から広い視野で文学を捉え、日本の詩歌、俳諧論においても独自の論を展開されていました。当会会報誌『JAPONisme』7号では「ジャポニスムの琳派受容とその限界」をご寄稿いただき、14号では「俳句と音~十七文字にひびく音景色 蕪村、芭蕉、そしてクローデル」のインタビューを掲載させていただきました。

謹んで芳賀徹先生のご冥福を心より念じ申し上げます。

→役員の皆様から頂戴したメッセージはこちら

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